30代からの転職のコツ<地方でデザイナーが転職する方法>

30代からの転職のコツ<地方でデザイナーが転職する方法>

こんにちはヨッチ(@papalab_japan)です。

このページでは、「30代デザイナーの転職」をテーマにして、
地方でデザイナー職に転職する際のポイントや、コツなどをご紹介しています。

30才になってから未経験(しかも学生時代は体育会系)でデザイナーに転職し、
大した経験もないのに30代半ば、40歳以降と2度の転職に成功した

私の経験を基に、
デザイナーとしてのキャリアやセンスに自信のない人でも、
しっかりと胸を張って転職活動ができるお助けができればと思っています。

具体例は、私のデザイナー職での事例が中心ですが、
全体的な考え方やコツに関しては、全部の職種に当てはまると思います。

転職の準備段階でのコツ

準備段階のコツ 3つ

転職には3つの段階があります。

  • 準備
  • 情報収集
  • 応募から採用

これらの段階ごとのコツと心構えを教えますので参考にしてください!

転職の目的を明確にする

まずは、転職動機をハッキリさせることが重要です。

なぜ転職するのか?
転職を決意するにいたった最大の要因は何か?

転職とは大きなエネルギーが必要になる行動です。
迷いも出てくるし、時間もかかることが多いです。

迷わずブレずの転職活動を行うためにも


最初に目的(ゴール)を設定して、その行動を起こすにいたった原因を自分で理解する必要があります。

ここが転職の最大かつ重要なポイントとなりますので、
時間がかかってもじっくり考えてみてください。

イメージしにくいと思うので、
具体例として、

私の場合(40歳時の転職)は、
「毎朝の吐き気」や「何年経っても変わることのない居心地の悪さ」から
「自分にあっていない環境であることに気づいた」
から、転職を決意しました。

ココは自分で理解すればいいだけなので、
格好つける必要はありません。

素直な気持ちで自分と向き合ってみてください。

転職によって達成したい目的の優先順位を考える

次に、理想100%の職場などほとんど見つかりません。
地方であればなおさらその確率は低くなります。

なので、
転職によって達成したい目的の優先順位を考える必要があります。

「収入」、「残業の有無」、「職場環境」、「業務内容」…

なにを変えることが一番自分にとって「幸せ」に近づく選択なのかを考えてみてください。

私の場合は、
「環境を変えること」が最優先事項、
妻も子供もいますので、「収入面で少なくとも現状維持できること」も重要なポイントでした。

あとは、
年齢的なことも考えて、「実践的なスキルアップができる環境」、
パラレルキャリアや副業も実践しておりましたので、「新しい働き方に理解のある企業」

のようなことがあればいいなと思い、
「通勤時間」や「残業時間」などは優先順位を低くして考えていきました。

もちろん最初からはっきりと順位付けはできないと思うので、
最優先事項を決めておくだけでもオッケーです。

客観的な自己分析が重要

さて、ココまでで

達成したいゴール(目的)を設定し、
その達成したい具体的項目についての
優先順位を決めました。

次は、その目的をどうやって達成するかを考える段階に入ります。

ここからは企業(採用する)側に立った目線がいかに持てるかがポイントとなります。

企業に就職(転職)するということは、
自分の経歴・スキル・人柄・将来性を購入してもらうのと同じ意味です。

なので、客観的にみて、

自分は、
何をしてきて何ができるのか(実績とスキル)、
得意なこと(自分の強み)、
アピールポイント(人との差別化)、

などを客観的に把握しておくことが重要です。

自信がありすぎても、無さすぎてもダメ。
あくまでも客観的に。
自分の市場価値を想定します。

ここがうまくいけば、
あとは自分のことを探している(であろう)
企業を見つけてアピールするだけです。

私の場合は、

  • 東京のデザイン会社での経験(実績)
  • グラフィックデザインだけでなくWEBディレクターとしても活動(実績とスキル)
  • デザインだけでなく企画戦略のプランニングや提案もできる(自分の強み)
  • デザイン×企画設計×ライティングなどスキルの掛け合わせができている(人との差別化)

といったようなアピールポイントにまとめて活動していました。

もちろんその裏には、

  • デザイナーとしてのセンスや実績はあまりない
  • 器用貧乏とも言えるので、職人タイプを求める企業とは相性は良くない
  • WEBの知識や経験も、あくまでもグラフィック(紙媒体)中心の今までの会社では高かっただけ

といった自己分析の結果もありますが、
わざわざ転職の際にアピールする必要はありません。

求人情報収集のコツ

情報収集段階のコツ 3つ

自分の商品としてのアピールポイントも定まったら、
あとはそれを必要としていそうな企業を探します。

企業との出会いは、タイミングや運もありますので
できる限りのことはやるつもりで臨むのがコツと言えるかと思います。

探し方は大きく分けて3つ

①転職サイトから自分で探す
②転職エージェントに登録し、連絡を待つ
③ホームページから直接問い合わせる(地方は特に)

転職サイトから探す

王道中の王道ですね。
私が登録した転職サイトはコチラです。

登録転職サイト一覧の画像

正直これは多すぎです。
でも、こうなったのには理由があります。

地方のクリエイティブ職の案件は、転職サイトにはあまりありません。
探し探して、少しでも可能性がありそうな求人を求めた結果こうなりました、笑

転職サイトに乗っているクリエイティブ職の求人の傾向は、
大手企業の地方拠点とか、
在宅ワークを含めて幅広く条件を設定している東京の求人、

とかです、笑

なので、最初はリクナビやマイナビなどの大手を2つ程度。
あとは、自分のニーズに合っていそうな中堅どころを1つ。

くらいでいいのではないでしょうか。

選ぶとしたら、、、

  • リクナビNEXT
  • マイナビ
  • キャリアインデックス

とかですかね。

キャリアインデックスは幅広い求人サイトから情報を集めているので、
時間がないときはここのメルマガだけチェックしていました。

転職エージェントに登録する

転職サイトと同じ理由で、地方(田舎)でのクリエイティブ転職に
大手転職エージェントは使えません。

地域に根ざした転職エージェントサービスがあれば、
そちらをメインに使いましょう。

例えば、北関東でいうと、
リージョナルキャリアとかです。

私も一度お世話になりました。

ホームページから直接問い合わせる

地方で自分にあう会社を見つけようと思ったら、
自分で動くしかありません。

友人などに紹介してもらえればいいですが、
無い場合は、HPからの問い合わせが必須です。

デザインや業務内容など気になったらかたっぱしから問い合わせてみる!

これが意外と1番の近道です。

採用をしていない企業でも、

「HPを見て問い合わせさせていただいております。
採用を再開するご予定はございませんでしょうか?
お手すきの際で結構ですので、〇〇(ポートフォリオや制作事例サイト)をご覧ください。」

みたいな文章で問い合わせてみてください。
無視されることはあっても、怒られることはないので、
やったもん勝ちです。

企業から採用されるコツ

企業に採用されるコツ 3つ

企業から採用されるコツを一言でいうと、

「需要と供給をマッチングさせる」

これに尽きます。

最初に、転職(就職)とは、
企業に「自分の経歴・スキル・人柄・将来性を購入してもらう」
と言いました。

なので、自分という人物は御社の求める人材(需要)とマッチしてますよ〜

「応募書類」、「自己PR」、「面接」

でアピールしていく作業です。

それが上手くいけば必ず「うちに来て欲しい」という気持ちを引き出すことは可能でしょう。

とはいえ、転職や就職はそれ以外の要素も大きく関係してきますので、
「運」という要素も多くありますので、地道に運命の相手が見つかるまで持続することが重要です。

ちなみに、それ以外の要素とは、
自分の経験で言うと、通勤時間が長いことだったり、年齢のことだったり(応募条件を満たしていても)、タイミングだったり(他の職種の採用が優先される状況になった)色々ありますよ、笑

書類選考のコツ

採用する会社側からすると、
応募者と最初の接点になるのが「応募書類(履歴書と職務経歴書)」
※デザイナー職の場合は、同時にポートフォリオ(作品事例)を求められることが一般的です。

会社側の気持ちとしては、


「どんな人?」(人物像)
「どんな経歴?」(スキル)
「なんでウチに応募してきたの?」(本気度と定着してくれそうか)

が主に知りたいこと。

ココが満たされていて、興味関心を持ってもらえれば、
少なくても「一回会いたい」→書類選考突破

になります。

なので、ポイントとしては、

「志望動機の書き方」
なぜ転職するのかを前向きな理由にて記載して、
企業の求める人材としてマッチングしていることを匂わす。


企業分析は必要。
少なくともホームページの社長のインタビューや、
会社概要ページでどんな会社なのかは把握してください。

「自己PR」
+αの一般的に良いとされている自己評価について記載。


自己評価というよりは、他人から言われることが良いと思います。
「〇〇さんって仕事早いよね」「休みにセミナーとか言ってすごいね」
とか。

「職務経歴書」
何ができるのかを明確にわかりやすく記載
何が求められているのかを想像し、そのスキルについてわかりやすく記載。


例えば、ディレクター職に応募するなら、
経験がなくても後輩の指導して納品した事例などを追記したりする

応募書類の書き方のポイントが知りたい人は以下のタイトルをチェック!

【35歳からの転職】履歴書・職務経歴書の書き方のポイント3選!

 

 

面接に受かるコツ

企業側の面接での確認事項は、

「書類に書いてあることの信ぴょう性の確認」

「人間性のチェック」

地方のデザイン会社に多い、50人以下くらいの規模の中小企業なら、
この場面でほとんど、社長かそれに近い立場の人が出てきます。

そこで、今の職場に「スキル的」に「人間性的」に馴染むことができるのかを
判断されるのが一般的です。

なので、書類に書いたことを理路整然と説明できて、
むしろ書ききれなかったことをアピールすることができれば、

盛り上がって、
「面接時間長くなってごめんね」って言われるでしょう。

それと同時に重要なのは、
こちらも「自分に合う会社の雰囲気、上司なのか」をチェックする気持ちで向かいましょう。

DTP(紙中心)からWEB業界へ転職するコツ

私もそうでしたが、
30代のデザイナーで、あまりWEBデザインの経験が少ない人は、
そのことに不安を持つ方も多いのではないでしょうか。

その不安から転職をお考えの時は、
まずは、その会社で1番のWEBの知識を持つスタッフになりましょう。

紙中心のグラフィックデザイン会社でも、
まったくWEBの案件がないことは無いと思います。

外部パートナーに丸投げしているか、
出来るところだけやっているのが多いと思います。

コードの基礎知識や、WEB用語の知識などは、
参考書やインターネットなどで勉強することは可能です。

特に、ディレクターへのステップアップを考えているデザイナーは、
間違いなくマーケティングの勉強をしておくことをオススメします。

「マーケティング」「経済」「経営」このようなジャンルで興味の持てる本から、
読み始めてください。

最初はチンプンカンプンでも、数年でなんとなくわかるようになってきます。

30代からの転職のコツ<地方でデザイナーが転職する方法>まとめ

30代からの転職のコツ<地方でデザイナーが転職する方法>まとめ

準備段階のコツ

  • 転職の目的を明確にする
  • 達成したい目的の優先順位を考える
  • 客観的な自己分析をする

情報収集段階のコツ

  • 転職は「出会い」である
  • 「質」より「量」を意識する
  • 地方の転職は、自分で探す

応募から採用段階のコツ

  • 企業の求める人材を把握する
  • 自分の持っている強みとすり合わせる
  • こちらも選ぶつもりで、「運」に任せる

自分の幸せのための転職のご参考になれば幸いです!